我世に生を得るは 事を成すにあり

　 千頭清臣（ちかみ きよおみ）著の　『坂本龍馬』　の中で龍馬が残したものとして紹介された言葉で、　「人がこの世に生まれてくるのは何か(偉業)を成し遂げるためにある。」　ということを述べています。
　原文は、　「世に生利を得るは事を成すにあり。　人の跡を慕ひ、人の真似をする事勿れ。　釈迦、孔子の類、唐土の世々の天子も皆しかる事をせり。」　と記載されています。　ちょっと難しいですが、頑張って「意」を考えてみましょう。
　さて、先の言葉は立志を迎える皆さんにも当てはまる言葉です。
私たちひとりひとりは、遺伝子からして誰一人として同じものはありません。　それは、人はそれぞれに何らかの使命があり、何らかの役割があるとともに、その人にしかできない何かが必ずあるということだと考えています。
　立志を迎える皆さん。　あなた達一人ひとりには、あなた自身にしかできない何かがあります。　そのことを胸に留め、ここ宮崎学園で大きな夢と希望をいだいてほしいと思いますし、今、成すべきことに邁進して欲しいと思います。　皆さんの立志を心からお祝いします。

　　　　　　　　　　校　長　　押　方　　修