中高一貫教育校 宮崎学園中学校・高等学校

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令和7年度 第3学期 始業式あいさつ

2026.01.08

校長室便り

 生徒の皆さん。おはようございます。令和8年、2026年の幕開けとなりました。 今日は、正月の「正」の字の話と、今年の干支である「午年」の話をしたいと思います。
 正月の「正(しょう)」の字は、正しいの「正(せい)」という字ですが、「一」という字と「止(とど)」まるという字を合わせたものです。 「一これを以(も)って止(とど)まる」の意味を示しています。 「止まる」は、動きや思考をいったん「止める」ということでしょう。 では、「一」はどういう意味をもつのでしょう。  
 中国の古い書物の易経では、「一は天を指し、二は地を指す」と書かれており、また中国の思想家である老子は「一は道であり、真であり、善である」と言っています。
 一方で、「一」という字を使った言葉はたくさんありますが、たった一つを意味することもあれば、君たちの良く知っている「ひとすじつらぬく星となれ」の「一筋」とか、「一念岩をも通す」の「一念」などは、純粋で混じりけのない考え方や姿を示す「一」となります。 また、式典の初めに使われる「一同」とか、また「一国」、「一家」とすれば、全体を示す「一」となります。 「一」とは、なんとも不思議な字だと思っているところです。
 さて、正月を「一これを以って止まる月(日)」と考えれば、正月には、自分の進む道、真実を求める心、善を尽くす行動などを、改めて自分自身で止まり、考えることを意味しているように感じています。
 少し難しくなりましたが、簡単にいえば、初心にかえり、自分のこれから、自分の信じるものを見つめ直し、歩んでいくことだと考えます。
 生徒の皆さんも、正月は過ぎましたが、新たな学期を迎えて、改めて自分自身のこれからと自分の信じる道について考えてみてはどうでしょうか。
 次に、「午年(うまどし)」の話です。午年は十二支の7番目にあたる干支ですが、馬から連想される俊敏な動き、疾走する動きといったことから、行動力や勇気、新たな挑戦など、飛躍や前進の象徴の年であると言われています。
 特に、2026年は、午年の中でも60年に一度めぐって来る「丙午(ひのえうま)」と言われる年になっています。「丙午」と言うと年配の方の中には、あまりいい表現をされない方もいらっしゃいますが、これはあくまでも迷信であると言われています。
 この「丙午」の「丙(火の兄:ひのえ)」の意味は、十干(じっかん)と呼ばれる考え方で、10日間を一つの単位として、その一日一に意味を持たせ文字を付けたものです。 「丙(ひのえ)」は、甲、乙、丙とつづく3番目にくる言葉で、その意味は太陽のように明るく、動植物が著しく成長することなど、物事を外に広げていくといった意味で、情熱的であり、決断力があり、強い意志をもつことの象徴として捉えられることもあります。
 「午年」と「丙」の組み合わせの年である2026年は、まさに、気持ちや勢いが高まるとても活力に満ち溢れる年で、大きな飛躍のチャンスや新しいチャレンジをするに向いている年だということになります。
 生徒の皆さんも、この「丙午」の年にあやかって、新しい挑戦をするとか、諦めていたことを再チャレンジするとか、今までの自分を大きく変えていくなど、自分自身を次のステージへ成長させるために、勇気と情熱をもって行動してみてはどうでしょうか。
 今年が生徒の皆さん一人一人にとって、その思いや決意を素晴らしい方向へ導いてくれる年であると信じているところです。以上で、終わります。