お知らせ NEWS
令和7年度 翠星祭 開会式あいさつ
2025.09.10
校長室便り生徒、教職員の皆さん。おはようございます。 令和7年度の翠星祭の開幕となりました。
今日は、台風接近ではありましたが、生徒の皆さんのこれまでの頑張り等を考慮し、実施することにしました。
ただ、生徒一人ひとりの状況には違いがあるため、学校全体として考えた場合、緊急な日程変更等があるかも知れませんが、生徒の皆さんは、先生方の連絡をしっかり聞いて理解と協力をお願いしたいと思います。
さて、今年の翠星祭のスローガンは「翠星に輝け~答がない瞬間に全力を」ですが、このスローガンについて、私なりに考えてみました。
翠星の「翠」に込められた意味について、翠のかんむりの「羽」は、文字通り鳥の翼を表し、下に来る卒業の「卒」は、純粋の「粋」と同じ意味をなしており「混じりけがない」ことを表しています。 つまり「混じりけのない美しい羽をもつ鳥」をということから、「かわせみ」とも読むようになったようです。 実際にカワセミという鳥は、青緑色の羽をもち、とても美しい鳥です。
この「翠」という文字を使うときに込められた思いは、「自然の美しさや清らかさ、気高さ、豊かさ、上品さ」という思いがあります。
是非、この「翠」の意味にふさわしい文化祭にして欲しいと思います。
また、「答えがない瞬間に全力を」については、「答え」と言うとその反対には、問い(問題や課題)があるわけで、誰かが準備した(出題された)問いではなく、自らが問いつづける、その過程を、「答えがない瞬間」と考えました。
そして、その問いの答えは、誰かが考えた答えを探したり、教えられたりするのではなく、「答えは自分でつくる」という意思を「全力」という言葉で感じ取ったところです。
私の深読みでしょうか? 皆さんはどう考えますか?
生徒の皆さん! さあ、翠星祭のはじまりです。
これまで学級や部活動での、話し合い、その中からくる葛藤、多くの意見の取りまとめ、集団での創作や練習といった、それぞれの場面は、決して無駄な時間ではなく必要な場面であったと思います。 その場面のすべてが「答えのない瞬間」だったのでしょう。
そして、今日からの2日間、全力で「自分自身の答え」をつくり上げて欲しいと思います。以上で、校長挨拶とします。頑張りましょう!