メニュー
  • ホーム
  • 校長室便り「令和3年度のスタートに当って」

高等学校からのお知らせ

校長室便り「令和3年度のスタートに当って」

  • 2021年04月14日
  • 校長室便り

昨年2月に国内初感染が確認されてから一年以上が経過したコロナ禍ですが、その収束がなかなか見えない中、令和3年度が始まりました。医療従事者や高齢者を対象として始まったワクチンの接種が、多くの人々へと広がり、感染拡大の抑止に繋がることを期待し、一日も早く以前の状況に戻ることを待ちたいと思います。

しかし、この不幸な経験は、私たち現代に生きる人間に、様々なことに気づくチャンスを与えてくれました。一つは、これまで当たり前であると思ってきた日常は、非常に貴重なものであるということです。様々な環境に恵まれることで、これまでの日常は成り立ってきたことに、改めて気づかされました。また、学校としては、長年繰り返し実施してきた学校行事等を、感染防止の観点から内容変更を余儀なくされました。3密を避け、時間を短縮するために、内容の精選を強いられた結果、新たな行事の形態とその良さにも気づくことができました。目的に照らし、残すべきものと割愛しても良いものを見極めることの必要性に迫られた結果であり、まさに、ピンチをチャンスに変える発想の転換を迫られた今回の経験でした。

この経験を今後の教育に生かして、本校で学ぶ千人を超える中高生を如何に成長させるか。不易と流行という言葉があるが、教育にとっていつの時代も変わることなく貫くべきものと、時代の変化によって変えるべきものがある。今、長年守られてきた不易の部分も、過去に囚われず勇気をもって変えなければならない時なのかもしれない。コロナ禍の推移を注視しながら、コロナ後の社会を生きる若者に真に必要な力をつけるべく、より良い教育を目指して的確な変化を模索していきたいと考えています。

最後に、ダーウィン(Charles Robert Darwin)の有名な言葉を紹介し、令和3年度スタートに当たっての挨拶とします。

最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。 唯一生き残ることができるのは、変化できるものである。    ( It isn’t the strongest of the species that survives, nor the most intelligent, but the ones most responsive to change. )

令和3年4月14日

 校長  佐藤 公洋