校長室便り_archive

校長室便り⑪

  • 2024年02月19日
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はたちの集い
~第8期 宮崎学園中学校修了生の成人のお祝い会~

令和6年1月3日(水)に宮崎学園中学校・高等学校卒業生の成人を祝う会である「はたちの集い」が開催されました。

卒業生の保護者が中心となり企画・運営したもので、子どもたちが在学した当時の担任や副担任、関係職員が参加しました。宮崎学園の山下恵子理事長のお祝いの言葉、卒業生代表の二十歳としての決意の言葉、参加者ひとり一人の将来の夢など、それぞれの今の思いを述べるなど、終始、和やかな雰囲気の中、集いは進行していきました。

スーツや着物姿に、少しぎこちなさを感じるところもありましたが、保護者の中には、祖父母や親族らしい方もお越しになっていて、大坪記念ホールでの集いに笑顔で拍手を送られていました。卒業生や保護者を含めて、関係者100名を超える中、成人を迎える清々しい若者の姿に、私自身、在学当時の生徒のことは知らないものの、宮崎学園で学んだことを誇りに、これからの人生を歩んで欲しいという思いが込み上げてきたところです。

集いの中では、私自身が発言することはありませんでしたが、お祝いの言葉としてまとめられた小冊子の中に、下記のような内容を記載したところです。

<お祝いの言葉>

宮崎学園中学校第8期生の皆さん。成人の日を迎えられたことをお慶び申し上げます。

私は令和5年度から校長として着任していますので、皆さんと学校で過ごしたことはありませんが、皆さんは、宮崎学園の6年間の学校生活で輝いていた自分を思い出すことがありますか。また、現在の生活の中で、宮崎学園での学びが生きていると考えることはありますか。このようなことを感じ、考える機会があるとすれば、皆さんは、宮崎学園で多くの学びを得たということでしょう。 これまでの学びを大切にしながら、次なる学びへ挑戦し続けて欲しと思います。

さて、皆さんは、今年、二十歳という区切りの年齢を迎えたわけです。以下の文字と数字の組み合わせは何だと思いますか?

G-25 A-21 F-19  A―31

これは、4つの企業とそれぞれの創業者の創業時の年齢の組み合わせを示しています。アマゾンは30歳を超えていますが、グーグル、アップル、フェイスブック(メタ)は、大学在学中か、卒業したてで起業しているのです。何かを成し遂げたり、新たな価値を生み出したりすることに年齢という区切りはありません。

宮崎学園高等学校を卒業した皆さんの中に、世界を変えるような価値を生み出したり、郷土、宮崎を激変させるような産業を起業したりする人材が生まれてくることを大いに期待しています。(中学校第5代校長)

ところで、校長室の書棚には、第1回の中学修了生の成人をお祝いした際の記念写真(下)があります。そこには、山下理事長や谷口由香里副校長をはじめ、中学校第1代校長である長友泰孝先生、第3代の吉村久美子先生の姿が写っています。画像は荒いですが、皆さんいい笑顔で写っていらっしゃいます。

宮崎学園の中学校は平成21年(2009年)4月に開校しました。当時、設立に尽力された方々の思いを鑑み、その精神を引き継ぎながらも、これまで積み重ねてきた中学校から高等学校へと続く学びを、さらに充実、発展させていくことを期したところです。

令和6年2月16日  校長 押 方  修