校長室便り

校長室便り「1学期終業式」

  • 2020年07月30日
  • 校長室便り

新型コロナウィルス感染拡大による異常な事態の中で始まった令和2年度でした。4月8日の始業式は、今日と同じく、校内放送による校長の話でした。また、例年在校生も同席し、中学校、高等学校合同で行う入学式は、密集・密接・密閉の3密を回避するため、新入生とその保護者だけの出席による、第1体育館と大坪記念ホールを使っての中高別々の開催となりました。そして、始業式、入学式の直後から休校措置となり、どうにか学校が再開できたのは、5月7日からでした。

 学校は再開したものの、予定していたほとんどの行事が、中止か延期となり、またどうにか実施できた行事も、内容の縮小を余儀なくされました。常にマスクを着用し、対面での会話や、友達との接触は我慢しなければならないというこれまでに経験したことのない状況が生まれ、それは今も続いています。

 このような中、先生たちに何度も何度もお願いしてきたのは、自分が感染しない用心をしっかりとし、そして、人を感染させない配慮を十分に行うよう、君たちを指導することでした。このような思いや行動は、本校建学の精神「礼節」、すなわち、人とのかかわりの中で互いを思いやり、自他を大切にする精神と行為、そのものです。

また、始業式では、この休校措置という経験の中で、自ら目標を立て、その目標実現に向けて自ら努力を継続する「自立した学習者( Independent Learner )」となることを、今年、令和2年度の最大の目標にして欲しいとお願いしました。これも、もう一つの本校建学の精神「勤労」、すなわち、何事においても意を尽くし、力を尽くして努力することを大切にする精神・行為、そのものであると思います。

これまで私たちの誰も経験したことない、コロナ感染拡大の中、縁あって本校、宮崎学園中学校、高等学校で学ぶ君たちには、改めて、この建学の精神「礼節・勤労」の価値を再確認し、本校で学ぶ3年間あるいは6年間で、その精神と実践力をしっかりと身につけて欲しいと、改めて思っています。

今日で、1学期が終わり、つかの間の夏季休業、夏休みに入ります。果たして、君たちにとって、成長を実感できる1学期だったでしょうか。人のために、自分のために頑張ることができたでしょうか。自分の進むべき道を探し求め、少しでもその光を見つけることができたでしょうか。この1学期をしっかりと振り返り、成長できた部分はさらに伸ばし、努力が足りなかった部分は、しっかりと修正し2学期を迎える準備を行ってください。

ここ数日で、新型コロナウィルスの感染状況が大きく変わりました。宮崎県も「感染拡大緊急警報」が発令中です。今まで実感のなかったコロナの影響を、急に身近に感じている人も多いだろうと思います。これまで以上に、新しい生活様式、すなわち、マスクの着用、手洗い消毒の励行、ソーシャルディスタンシングへの配慮等を継続し、体調管理を徹底してください。決して油断せず、必要に応じて外出を自粛し、自分が感染拡大の一因、一つの原因、にならないよう気を付けていきましょう。自分を守り、家族を守り、社会を守るという意識が大切です。

8月24日の2学期始業式には、全員が元気に登校できることを期待しています。そして、自分の成長をしっかりと実感できるよう、勉強に、部活動に積極的にチャレンジする2学期にしていきましょう。一人ひとりが夏季休業期間をしっかりと過ごし、全員が良い2学期のスタートを切ることを願っています。

令和2年7月30日