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校長室便り「みどり」


志を立てる! 


 立春を迎えたとはいえ、名のみで朝の寒さはまだまだ厳しい日々が続きますが、それを吹き飛ばすかのように中学生が、朝の挨拶運動と清掃活動に頑張っています。
 「おはようございます!」 正門いっぱいに爽やかな笑顔が溢れます。
 「きれいになったね!」  正門いっぱいに誠実さが広がります。

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 先週、2月4日(土)は、立春にふさわしく「立志式」を行いました。
 PTA会長さんの原村様を始め沢山の保護者の皆様方にも駆け付けていただき、中学2年生の立志式を中学校挙げて祝いました。
 立志式は、奈良時代から伝わる「元服の儀」にならい、今年15歳を迎える中学2年生がこれからの自分の在り方や生き方を考え、志を立て決意を固める大切な1日です。

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 幕末の長州藩士 吉田松陰は「志を立てて、以て万事の源と為す」と言い、志を立てることが全ての源であり、この志は外部からの強制によるものではなく、「自分自身の心の中に芽生えた決意」でなければならないと説いています。
 また、ウイリアム・スミス・クラーク博士は、札幌農学校を去る時、学生たちに 「少年よ 大志を抱け」と激励していますが、そのあとに次のように続けたといわれています。
  少年よ 大志を抱け
  しかし 金を求める大志であってはならない
  私欲を求める大志であってはならない
  名声というつかの間のものを求める大志であってはならない
  人間としてあるべきものを求める大志を抱きたまえ 

 立志式では、2年生一人一人が「これからの自分の生き方、在り方」について、漢字を用いて発表してくれましたが、どの生徒も吉田松陰やクラーク博士の言っている「志」そのものであったことを嬉しく思いました。

「律」     自らを律し、行動できる強い意志を持った人でありたい
「勇」     何事にも勇気ある志で挑戦し立ち向かう人になりたい
「永劫回帰」  一瞬一瞬を大切に生きる人でありたい
「恕」      他人の気持ちを共に感じることのできる心温かな人でありたい
「主」     自分の主張をもち、主体的に行動できる人でありたい
「正」     他人に惑わされず、正しい考え方で生きていく大人でありたい
「百折不撓」  幾度の失敗にもめげず、くじけず挑戦できる人でありたい
「凜」     きりっと引き締まった姿勢で挑戦し努力する人でありたい  etc.


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 68名の一人一人が、これまでの自分をしっかりと見つめた上で「これからどう行動すべきか、どうあるべきか」について胸を張って表明している姿には、今日を機に大人への一歩を踏み出そうとする決意や気概が感じられ、ひとまわりもふたまわりも大きく見えました。


 その後、剣道八段で宮崎県国体チームの監督を12年間務められた宮崎県立本庄高等学校の佐伯浩美 校長先生に「こころざし」と題して御講演いただきました。


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 佐伯校長先生は、剣道を通した豊富な経験の中から、「志を立てるとは」「実行するために必要な力とは」等について、次のような話をされ、生徒たちは目を輝かせて聴き入っていました。
  ○ 思っている時はまだ「夢」、行動に移した時に「目標」となる
  ○ 「努力」とは、色々な角度から準備すること
    結果が出ないのは様々な角度からの準備が足りないということ あと一歩の努力
  ○ 負け続ける人は、その原因を外に求めたがる
  ○ 負けたことは恥ずかしいことではなく、負けをごまかすことが恥ずかしいこと
  ○ 失敗しない人に成功はない
    「失敗」と書いて「成功」と読む  失敗すれば新たにチャレンジする
  ○ チャンスは皆に平等に与えられている
    チャンスがきたからするのではなく、努力してチャンスを待つことが大切
  ○ 裏表のない生活をする  感謝の気持ちを持つ  etc.

 講演会では質疑応答の時間がありませんでしたので、質問のある生徒たちは駐車場で佐伯校長先生を待ち構えるなど、多感で悩み多き中学生にとって心に響く時間となりました。

 今日の立志式が、2年生一人一人にとって新たな成長の出発点となり、新たな自分の「誕生の日」となったことを嬉しく感じた「立春」でした。


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