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校長挨拶

学校長 寺田建一

入学式の式辞より

 さわやかな春の日差しがそそぐ中、新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんが入学してくるのを楽しみにしていました。 心から歓迎いたします。皆さんのために、多数の御来賓の方々もお祝いに駆けつけていただきました。 そして周りにはあなた達の入学を一番喜んでおられる御家族の方々がいらっしゃいます。 また、中学、高校の二、三年生諸君も皆さんを待っていました。さまざまな活動を一緒にやれるということで心待ちにしております。
 本日、県内各地から、中学一年生四十二名、高等学校には宮崎学園中学校からの三十七名を含め三百六十九名 計四百十一名が本校に入学しました。 本当におめでとう。晴れやかな中に輝いている目が実に美しいと思います。
 さて、いよいよ中学校、高校での生活が始まります。本校はみなさんが生まれるずっと以前の昭和十四年に、大坪資秀先生によって創立されました。 今年で、創立七十四周年目という大変伝統ある学校です。 創立以来、脈々として受け継がれてきた建学の精神である「礼節と勤労」のもと、皆さんのような若い命を鼓舞してやまないロマンある学校です。
 中学、高校時代は、最も光り輝く、まぶしほどの時期です。 詩人は言います「光る 光る すべては光る 光らないものは ひとつとしてない」と。 まさに光り輝く青春時代であります。一人一人がまぶしく輝きを放つのであります。 そういう時期、日本人の心の支えである「礼節・勤労」を学び、日本人としてのアイデンティティーを学ぶ、 本校はこんな若者を育成する学舎なのであります。
 ところで、昨年度はみんなも知っているように空前絶後とも思えるような巨大地震が発生しました。 すさまじいまでの大自然の破壊力。恐るべき自然の驚異に愕然としました。 そんななか、懸命に整然と日常を取り戻そうと努力する姿、人間の力に深い感銘を覚え、人間の偉大さを感じたものでした。 日本人としての深い絆、「礼節と勤労」を重んじる精神に、改めて深い感動を覚えたところであります。
 ここで皆さんに三つのことをお願いしたいと思います。
 一つ目は、夢を持つこと、志をもってほしいということです。 本校の紹介のポスターに「志は高く 思いは熱く」という言葉があります。 皆さんは小さい頃にたとえばスポーツ選手とかケーキ屋さんとかにあこがれた人もいると思います。 今はどんな夢を持っていますか。夢は生きるためのエネルギーです。私は、夢は本気になれば必ず実現できると信じています。 夢をかなえるためには懸命に何事も学ぶことであり、学べば学ぶほど夢が自分に近づいてきます。
 二つ目は知的好奇心を育んでほしいということです。アインシュタインは少年の頃考えました。 「光は光の速さで追いかけたら、止まって見えるのだろうか」と。 この「なぜ、どうして」が、あなたの持っている世界を広げてくれます。たくさんのことを学んで、知的好奇心に火をつけてください。
 三つ目は、心を磨いてほしいということです。 現在、科学は驚異的な進歩を成し遂げていますが、人間の心はそれほど成長、深化していません。 人生とは心を磨くための一人旅と言った人がいます。心を磨くとは何でしょう。 それは、感謝する心や謙虚な心、他人を思いやる心などであり、また、中学生として高校生としての覚悟であります。 まさに、「礼節」を学びながら、きらりと光る美しい心を育ててください。
これら三つのこと、「大きな夢、知的好奇心、心を磨く」を、本校の建学の精神「礼節・勤労」の校風の中で育み、 一回りも二回りも大きな人間に成長し、誇り高き宮学生になってください。
 終わりになりましたが、保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。 お子さまがたが日増しに成長されることを本当に楽しみにしておられると思います。 本日、確かにお子様をお預かりいたしました。かけがえのない子どもたちであります。 皆様の熱い思いを私ども教職員一同いつも忘れることなく、二年生、三年生の生徒たちと同様、 鍛えるべきところはしっかり鍛え、指導すべきところはしっかり指導してまいります。 将来を担う子供たちのために、皆様と一緒になって育ててまいりたいと思います。 最後になりましたが、 本日御多用のなか参加していただきました御来賓の皆様に心から感謝申し上げ、式辞といたします。
       平成二十四年四月十日    宮崎学園中学校・高等学校長 寺田建一

-礼節 勤労-

 「今日も1日宜しくお願いします。」と心を込めて正門前で一礼。そして下校時にまた正門前で、「1日ありがとうございました。」と一礼する生徒達。「おはよう」「おはようございます」の毎日の風景。その生徒たちの姿を、本校の創設者であります大坪資秀先生が春夏秋冬、慈愛に満ちた目で見守っておられる。過去の教職生活ではなかった、この風景に感動しながら、つい自分もその立ち振る舞いになっています。
 毎日繰り返される本校生徒の姿勢に感激しながら、生徒諸君よ「強く 明るく 優しく すくすく成長しろよ」と心の中で祈りつつ、明朗闊達な生徒達と共に学べる喜びを感じている一人であります。
 本年度、校長に任命されました寺田と申します。創立以来、脈々と受け継がれてきた建学の精神である「礼節と勤労」のもと、本校を営々と築いてこられた教職員の方々や卒業生の皆様に恥じないよう頑張りたいと思いますのでどうぞ、宜しくお願いいたします。
 さて、先日久しぶりに校庭を歩いてみました。春爛漫の一木一草が「私はね、73年間、朝に夕に生徒の力強い歩みを支えてきた。間違いなく宮学生は21世紀を担う。明るい未来のため生徒達をしっかり頼むよ!」と語りかけているようでした。
 中学、高校時代は、最も光り輝く、まぶしほどの時期です。詩人は言う。
   光る 光る すべては光る
   光らないものは ひとつとしてない
   みずから光らないものは
   他から光を受けて光る
まさに光り輝く青春時代であります。一人ひとりがまぶしく輝きを放つのであります。そういう時期、日本人の心である「礼節・勤労」を学び、日本人としてのアイデンティティーを学ぶ、本校はこんな若者を育成する学舎なのであります。故事成語に「衣食足りて礼節を知る」というのがありますが、逆に、私は「礼節知りて衣食足る」ではないかと思っています。
 本校の生徒たちは、学習活動に部活動に一生懸命取り組んでいます。そのような中、昨年度は、合唱部がNHK合唱コンクールで全国1位、吹奏楽部が九州大会で銀賞、ハンドボール部が新人戦で県優勝、剣道部が全国選抜湯布院大会で優勝、中学生の伊地知さんがジュニアオリンピック陸上競技大会(砲丸投げ)で全国2位となるなど優れた実績を残しました。本年度も、引き続きさまざまな部が活躍すると信じております。また、普通科ではインターンシップや2年時からの英語コースの設置充実、経営情報科では資格取得の取組など商業教育の充実、特進科では難関大学を含めた大学進学、音楽科ではより高度な専門性高い音楽教育など生徒の個性伸長のための取組も一層充実したいと考えております。
 本年度も生徒の学力向上をはじめ、個性の伸長を目指し教職員一丸となって生徒のため教育活動に取り組んでまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

平成24年4月

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